書評
先日の CEDEC のセミナーで NII の石川先生が勧めていらっしゃった書籍をさっそく買ってみました。タイトルどおり、SPIN というモデル検査ツールの本なのですが、SPIN のツールとしての使い方で終わっていないのがよいですね。簡単なモデル検査の概論から、S…
CEDEC でのラウンドテーブルも好評だったらしいサイトウ・アキヒロさんの「ゲームニクス」本を読了しました。「ゲームニクス理論」は、日本の家庭用テレビゲームの開発現場で育まれたユーザへのもてなしのノウハウを体系化する試みです。サイトウさんは現在…
コトラーくらい読んでおかないとなぁと思いつつも、あの分厚さにいつも意気をくじかれていたところ、キャッチーなタイトルを見かけてしまったので思わず買ってしまいました。マーケッティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラー教授の持論のエッセンスを…
本屋でふらっと見かけたので、以前どこかで紹介されていたなぁ、と購入してみました。よい企画をひねり出すためにはアイデアを量産することが必要ですが、そのアイデアを生み出し、育てるためには、どのようなツールを使っていけばよいのか、ということを記…
前掲の本と一緒に購入したのがこの洋書です。どこかで紹介されていたので、ふとした気まぐれで購入してみたのですが、これが大当たりでした。Clarke 先生の "Model Checking" は内容がぎっしり詰まっているため、理解しながら読み進めるのにかなりのエネルギ…
ずいぶん前に購入していたのですが、忙しくて感想を書けていませんでした。結論としましては、ツールとしてのモデル検査に興味がある方には実践的かな、と。モデル検査の代表的なツールである NuSMV と SPIN の両者で、さまざまな演習課題を解いてみる、とい…
メールやエッセイのような日常の文章を面白くするコツの本です。最近流行の、少ないページ数を厚い紙で印刷することによって、読者にさくさく読んでいる気にさせるタイプの本でしたので、気持ちよく読了できました。いい本であるという評価が多いので期待し…
読み終わったのは10日ほど前でしたが、時間が出来たので感想を。著者の川邊一外先生は、実はまったくゲーム畑の方ではなく、松竹で脚本を書き、また脚本家の養成所で講師を続けてきたバリバリの映画畑の方です。CEDEC でご挨拶させていただいたこともありま…
(この記事は2006/1/12に書かれたものです)UltimaOnline のゲームデザインなどでその道では有名な Raph Koster 氏による書籍です。正月に届いたのをようやく読み終わりました。内容の話に入る前に、これだけは主張しておきます。この本は和訳がひどい!! 直…