CERO のレーティング区分変更

CESA のプレスリリース(PDF) が出ていますが、CERO のレーティング区分がこれまでの「全年齢」「12歳以上」「15歳以上」「18歳以上」から、「A: 全年齢」「B: 12歳以上」「C: 15歳以上」「D: 17歳以上」「Z: 18歳以上のみ」に変更になるようです。Z 指定は18歳未満への販売が(CESAからの要請としては)禁止となりまして、区分陳列・年齢確認を行わなくてはならなくなります。

ゾーニングと年齢確認に関しては、最近の社会的な動きを見るに致し方ないところかなぁ、と思っています。GTA の有害図書指定の件を見ても分かるように行政側からの圧力は高まるばかりですし、業界側の自主規制の強化でなんとか着地点を見つけるしかないですよね。コンテンツ規制に関する主導権を持っていかれるのだけは避けねばなりません。アメリカでもずいぶん政治問題化しているようですし、大丈夫なんでしょうかね……。

で、今回突っ込みたいのはそこではなく。

突っ込みたいのは区分名についてです。今までと同じ表記にすればいいのに、なんでA〜D,Zなんでしょう。そりゃ、17歳以上と18歳以上が並んでいるのは確かに消費者から見れば意味不明ですが、そこは18歳以上を「成人のみ対象」とかそんな表記にすればいいだけの話で。AとかBとか書かれているほうがよっぽど分かりにくいと思うわけですよ。

ESRB の E, T, M, AO 表記は Everyone, Teen, Mature, Adults Only の略だから分かりやすいわけで、日本人に A〜D なんて見せても……。うーん。

ちなみに、なぜ17歳以上なのかという点に関しては、いろいろな事情が想定されるのであんまり突っ込もうとは思いません。中の人の苦労が見え隠れ。