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第3回EC研究会@ATR

ゲーム技術

情報処理学会のエンタテインメントコンピューティング研究会がけいはんなの ATR でありましたので、せめて懇親会だけでもと午後半休を取って参加してきました。さすがに平日2日間開催されると、出張で来れない社会人的には辛いものがあります……。

実は、けいはんなに行くのは初めてです。広い道路に巨大な建物がぽつんぽつんと立っている姿はなんともアメリカっぽい感じでした。ただ、意外とスーパーやら飲み屋やらコンビニなんかもあって、想像していたよりはずっと暮らしやすそうですね。

さて、時間が無いので、記憶に残ったトピックを列挙します。ATR の見学会が予想以上に楽しかったです。

  • ATR の力覚提示デバイス Proactive Desk II に感動。机の上においた小さなアルミの板を滑らせるのですが、机に投影された迷路の壁に当たると反対側に引っ張られます。原理は、机の下にマトリクス状に敷き詰めた電磁石を使って、電磁誘導を起こしているとのこと。結構な力で引っ張られます。隣にクラスタを二山置いて、数百 Hz 程度の力学計算をしているそうです。これで、数千万円でなければ、楽しいことがいろいろできそうなんですけどね。事務的な都合なのか、4月には廃棄してしまうというのがもったいない限りです。
  • ATR のコミュニケーションロボット Robovie-IV とも触れ合ってきました。人が多すぎたので人見知りしていた模様(笑)。どうしても PaPeRo と比べてしまいますが、シナリオベースで無難に組んでいる PaPeRo と比べて、こちらのほうがよりチャレンジングな研究のようです。
  • ボイスモーフィングという技術が存在していることを知りました。ピッチや長さ、感情表現が異なる2つの音声を滑らかに合成する技術です。和歌山大学の河原先生が大御所様のようです。昔からあった技術だそうですが、綺麗に繋げるようになったのは最近だとか。リアルタイム処理も不可能ではなくなったそうです。リアルタイムでは無いでしょうが、フラッシュのデモがありますので、ぜひお試しを。
    • ちなみに、内挿で中間のものを作れるほか、外挿でより特徴を強調した音声も作れます。ただ、外挿したものは、やはり違和感を感じるという調査結果もあるとか。でも、ちょっとゲームで使うくらいなら十分にいけそうです。
    • リアルタイムで可能になったらしいとはいえ、マシンパワー的に現実的ではないかもしれません。音声素材の作成ツールとして使用して、実際にはデータとして8パターンくらい持つとか、そんな使い方なら今すぐにでも利用できるかも。
  • お風呂は実はすごいらしいです。普通についている水位センサーで入浴している人の呼吸がとれたり、あとは風呂桶の左右に電極を用意することで、非接触で拍動も取れるとのこと。実は、入浴中の死者は交通事故による死者よりも多いとのことで、風呂場の異常をより早く家族に知らせるための研究の一環なのだそうです。しかし、これだけ風呂桶がすごいと、なんだかいろんなことができそうですが、ネタが思いつきません……。底に体重計も用意して、体脂肪測定もできる万能健康管理装置とか?
  • エンタテイメントコンピューティング系の国際学会は ACE と ICEC という2つがあります。違いがよく分かってなかったのですが、ACE が WISS やインタラクションっぽい感じ、ICEC はより理論が先行する感じ、とのこと。ちなみに、ACE は ACM 系で、ICEC は IFIP 系だそうです。IFIP って実は初耳だったり。