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ブログのコメントで展開が変わるドラマ「オキナワ■男■逃げた」

日本テレビとNECが、ブログ連動型のテレビドラマを制作するとのこと。とはいえ、どうも番組内の特別企画のミニドラマ程度の規模っぽいんですが。

記事プレスリリースなどを斜めに読んだだけなので、詳しいことは分かってないのですが:

  1. http://www.otoko-nigeta.jp/ に主人公のブログを設置する。(11/2より開始済み)
    • ドラマに関連する動画をブログに貼り付けて配信。
  2. 12/5 に地上波他でドラマの前編を放送
  3. ブログのコメントを受け付け、主人公が「揺らされる」
  4. 12/19 に主人公の選択を描いた後編を放送
  5. 選択されなかったアナザーエンディングは Web 上の第2日本テレビで配信

これまでも視聴者の意見でドラマのストーリーが変わるという実験的な試みはあったように記憶していますが、今回はブログという双方向性を持ったメディアとがっつり組んでいるのが面白いですね。

さて、あとはどこまでインタラクティビティを用意しているか、ですが……。一番お手軽なケースは、前編1種類と後編2種類が既に撮影済みで、ブログのコメントを読んで後編の片方を地上波で放送し、もう片方を Web で配信する、というパターンなのですが、もう少し何かありますかねぇ。

記事には多数決で決まるわけではないというプロデューサの話が載っていますが、もしも今回のインタラクティビティが主人公の後編の2択ただ一つだった場合は、むしろきっぱりと多数決で投票にしてしまったほうがよいかと思います。制作側の裁量で一つのコメントだけが拾い上げられるのであれば、他の参加者にとって自分のコメントが全く無駄に感じられてしまいます。多数決は決して優れたインタラクティビティを生み出しませんが、少なくとも自分の投票が意味があったと思える効果は生み出せますので。

選択肢を用意しない場合や、無数の選択があるような状況では、心を揺さぶられたものを選ぶという手法が生きてくるんですが、そこまでやってくれるのかどうか。ほんのりと見守っていきたいと思います。

まぁ、コメントを何か書いて参加した気分になれました、という視聴者がたくさん出てくれればそれでOKという考え方もあるんですけどね〜。実際にインタラクティブであることと、インタラクティブな気持ちになることは微妙に違う、ということを考えることの多い今日この頃なのでした。

ちなみに、この手の企画につきまとう問題として、こんな海とも山ともしれないものの予算をどこから持ってくるのよ、とか、時間的にドラマは先行で録らないといけないけど、使われなかった方が無駄じゃない、という話があります。今回は、前者の対応として、NEC とタイアップして携帯電話の新製品のプロモも兼ねるという手法を採りましたし、後者に関しては第2日本テレビの PR 用に再利用するという解決作をとっていて、そういった意味でも興味深い企画でありますね。プレスリリースとブログの開設が同時というのも、インターネット時代の話題の鮮度をよく分かってらっしゃいます。開設からドラマ放送までが1ヶ月。今月末あたりのブログのコメント欄がどれだけ寂れているかも要チェックですね。