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ARG 普及の兆し?

日本にはほとんど情報が入ってきていませんが、アメリカでは ARG (Alternative Reality Game) はますます盛んで、同時に複数本が走っているような状況だと聞きます。

日本でも、よくやく今年に入って The Lost Ring やカード探偵団などで ARG という単語をメディアで目にする機会が急に増えました。慶應では、昨年からARG を研究している研究室もあるようです。そろそろ、(運営者が出てくるという)最初の Tipping Point を越えて、これから数年で、もしかしたら日本でも急に普及を始めるかもしませんね。そのためには、The Lost Ring とカード探偵団がそれなりの成果をださないといけないわけですが(^^;

ちなみに、英語の情報源は何はともあれ ARGNet ですが、実は IGDA (国際ゲーム開発者協会) にも ARG SIG がありまして、GDC でセッションをアレンジしていたりもしているようです。2006年と少し古いですが、ARG の状況を俯瞰する資料として Whitepaper もダウンロードできます。

最近のアメリカの ARG はムービーに日本語字幕が選べたりすることもあるそうですので、日本にも普及させたいという気持ちはあるんでしょう。ただ、コンテンツ全てをローカライズするだけのパワーは割けず、逆に日本人は一部でも英語が混じると駄目になる人が多いので、なかなか洋物のARGが日本市場までやってくる道のりは長い、と。史上最大規模と謳われる The Lost Ring でさえ、日本語オンリーでは(一時期よりは改善されているとはいえ)かなり厳しい状況ですし……。ビデオゲームのようなパッケージングされたコンテンツとは違い、登場人物とのやりとりなど動的な部分が多いだけに、ローカライズが難しいのです*1

もっとも、その壁のおかげで、国産の ARG が市場を作ってしまえるチャンスがあるわけですけれども。なにはともあれ、これから1年くらいの動きは楽しみです。

*1:これは逆に、国産のARGを海外展開することの困難さも示しています。デザインによりますけれど。