日本語 ARG 情報サイト argfan.com 誕生

いつの間にか、http://argfan.com/ というサイトができていたんですね。個人運営の ARG ファンサイトとのことです。MovableType を使用しているようですが、綺麗で見やすいデザインのサイトですね。

ちょうど先日、「ARG を日本で普及させるには、まず日本語の ARG 情報サイトがないといけないですよね〜」と知人と話していたところだったのですが、まさかこんなに早く本当にできるとは思っていませんでした。現在日本語でプレイ可能な ARG 一覧などが見れるようになると嬉しいですよね。

カード探偵団は PBM だ、には少々賛成できません(^^;

ところで、http://argfan.com/2008/06/arg.html で、カード探偵団は面白かったものの ARG とは呼べないのではないか、という主張がされています。双方向性がなかった、というのがその理由です。

その主張自体には一定の同意はするのですが、だからといって PBM だったというのはいかがなものかと(^^;ARG ファンが「双方向性がないからこの作品は ARG と呼べない」と主張するのと同じくらいの強さで、PBM ファンも「双方向性がないからこの作品は PBM と呼べない」と主張すると思います。

これは、ARG にせよ PBM にせよ、言葉の定義の問題ではあります。しかし、ジャンルの魅力を最大限に発揮するためには、プレイヤーの行動で、ゲームの流れが変化する、という要素が必須である、ということはどちらも同じでしょう。

ARG を「In-Game の領域と、現実に生活している世界の境目を曖昧にしたもの」と定義するのであれば、ゲームに関係あると一見して分からないサイトや、ゲームニュースサイト、インディーズ音楽ニュースサイトなどにヒントを紛れ込ませたり、電話を(限定的ですが)利用してみたカード探偵団は十分に ARG だと思います。

自分も動的さがなかったことにはがっかりしていたクチではありますが、ARG を知らない人への入門効果はあったと考えています。双方向性や、コミュニティの育成などの要素は、次回以降の課題ということで、秋に予定されているという第2弾を楽しみに。

と、まぁ、細かい揚げ足取りのようになってしまいましたが、argfan.com の記事もどれもステキですし、今後の発展も大期待しております!