DS「レイトン教授と不思議な町」

レイトン教授と不思議な町(特典無し)

GDC 出張中の移動時間や空き時間でこつこつクリアしました。コンプリートまでのプレイ時間は12時間程度。最後の箱入り娘に苦しみました……。

様々なバリエーションのパズルをタッチパネルを使って解けるのは手軽でおもしろいのですが、試行錯誤するタイプのパズルはやはり実物を手で動かすのが一番ストレスがないですね。箱入り娘は最初は適当に動かしていたのですが埒があかず、結局は適当な紙を切ってコマを作り、途中に経ないといけないシチュエーションを集中的に机上で試して何とか解きました。

ストーリーは児童向け探偵冒険活劇風な展開ですので、ミステリーだと思って買うと肩すかしを食うと思いますが、「頭の体操」シリーズのファンだったようなナゾ(=なぞなぞ&クイズ&パズル)好きであれば普通におすすめできるタイトルですね。物語としても、児童向け活劇風であるという理解さえあれば、要所で挿入されるアニメーションのクォリティも高く、独特の世界観をよく表現していると思います。レイトン教授とルーク少年の怪しい関係にも注目です(違)。

ちなみに、パズル関係の協力だと思いますが、パズル界の有名人である芦ヶ原伸之さんがクレジットされていましたね。なぞなぞやクイズも「頭の体操」で見たことのあるようなものも多かったですが、その分、問題はどれも良質だったと思います。

あえて難を言えば、「隠されたナゾ」という仕様はいらなかったのではないかと思います。ナゾを解くためにゲームをしているのであって、ナゾを見つけるためにマップをしらみつぶしにタッチするのは、それは何かやらせることが違うように思うのですよ。ヒントコインであれば、探す苦労と得られる効果が釣り合っているので、探索する楽しみも含めてバランスのとれたよい仕様だと思うのですが。

しかし、百何十問もひたすらカスタムした問題回答プログラムを作った制作者の皆さんの苦労はいかほどだったのでしょうか。しかも、三部作を同時に作っているんですよね……。続編も売れることを願っております。