2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
物語を重視するゲームのスクリプティング言語には、簡潔な記述の層と細かい記述の層の2層構造が必要である、と常々考えています。もしかしたら、それは層ではなくて、面 (aspect) と呼ぶべきかもしれませんが、ともかく、少なくとも2通りの触り方はできねば…
今日、社内のミーティングが終わったあとの雑談で、いきなり「そういえば、君ってOくんの研究室だったんだってねぇ。」と言われました。聞くと、M2 の頃の研究室の助手の方と学科の同期だそうで。さらに、僕の隣の島にも同期の方がいると聞くにつれ、世間は…
某所に書いているプロセス代数云々は話半分に聞いておいてくださいませ……。ご利用は自己責任で。どうも、大学時代にプロセス代数というキーワードについて授業でやった覚えがないんですが、やっぱり忘れ去っているだけでせうか。「(中略)開発環境」のほう…
http://d.hatena.ne.jp/kmt-t/20060109#1136757641 経由で http://216.55.183.63/pdc2005/slides/TLN309_Sutter.pptこのスライドは PDC2005 での "C++: Future Directions in Language Innovation" というセッションのもの。前後の文脈が完全に分かっていな…
ガンパレード・オーケストラ白の章 青森ペンギン伝説 (通常版) Fragments Blue (フラグメンツ・ブルー) スペシャルエディション (限定版) ガンパレは押さえておくべきとして、Fragments Blue のほうはふらっと寄ったゲームショップにて、コピーに惹かれて衝…
メールやエッセイのような日常の文章を面白くするコツの本です。最近流行の、少ないページ数を厚い紙で印刷することによって、読者にさくさく読んでいる気にさせるタイプの本でしたので、気持ちよく読了できました。いい本であるという評価が多いので期待し…
『ゲームシナリオのドラマ作法』でほんの少しだけ触れられていることに「選択肢学」という考え方があります。マルチプレックス・ストーリーにおいて、選択肢によってどのようにストーリーが分岐・遷移していくかを分類・分析する学問、という感じでしょうか…
読み終わったのは10日ほど前でしたが、時間が出来たので感想を。著者の川邊一外先生は、実はまったくゲーム畑の方ではなく、松竹で脚本を書き、また脚本家の養成所で講師を続けてきたバリバリの映画畑の方です。CEDEC でご挨拶させていただいたこともありま…
経由で 萌え指向プログラミング言語「萌香」上記サイトからのプログラム例: 「なっち を 「(n) 「もし (n 0 =) ならば 0 「もし (n 1 =) ならば 1 「((n 1 -) なっち) と ((n 2 -) なっち) を たす」」」 仕事」 と 定義 します」 「(10 なっち) を 表示」ぱ…
↓のような思考の流れもあって、言語をデザインする際に検討すべきポイントを既存の言語を参考に考えてみようか、という一人ブレスト。これからのプログラミング言語の姿 - Game Scripting Memo 名前推論 - Game Scripting Memoプログラム意味論やソフトウェ…
(この記事は2006/01/09に書かれたものです)eclipse 上でフローチャート的な View を実装したいなぁ、と思っているのですが、それには Draw2D および GEF というフレームワークを使用するのが一番お手軽です。ただ、GEF に関して日本語で入手可能な資料はこれ…
(この記事は2006/01/08に書かれたものです)自分のために、知っていると便利っぽいショートカットをメモ。 C-S-l: ショートカット一覧 C-e: エディタ一覧のドロップダウンリスト表示 F12: エディタをアクティブにする C-F4, C-w: エディタを閉じる C-F6, C-S-…
(この記事は2006/01/08に書かれたものです)Eclipse JDT の便利機能といえば、誰もが挙げるのが Ctrl+Space によるコード補完です。長い型名・メソッド名をいちいち覚えなくてもいいのはたいへん便利。名前の補完以外にも、if や try や for と打って補完すれ…
(この記事は2006/01/07に書かれたものです)Eclipse JDT にはたくさんのアシスト機能が入っているのですが、いろいろありすぎて便利な何かを見逃していそうな気がします。というわけで、あとから見返すための自分用のメモ。 (人気投票つき) 404 Not Found …
(この記事は2006/01/07に書かれたものです)そんなこんなで最近の Eclipse JDT の姿を見て、「生産性を考えるとプログラミング言語は開発環境込みで考えていかないといけない」という自分の持論に確信を深める今日この頃でした。プログラミング言語はあくまで…
(この記事は2006/01/07に書かれたものです)先日は monad を調べるはずが、(日記には書いていませんが)いつの間にかプログラム意味論からプロセス代数のほうに脱線してしまい、頭のリハビリにはなったものの、すっかり疲れてしまいました。今日は気分を変えて…
(この記事は2006/01/03に書かれたものです)新年とはあまり関係ないのですが、まとまった時間が取れたので前から気になっていた monad を勉強してみました。monad と聞いて知っていたのは、まず、純粋関数型プログラミング言語である Haskell で、副作用が発…
性分なのか、背景が単色一面なのがどうにも落ち着きません。微妙にノイジーな背景はないかなぁ、と探しまわった結果、こんなテーマを選んでおります。ただ、こういうデザイン重視のテーマは往々にして、情報の密度が濃くない場合の見た目のかわいさを重視し…
d:id:sumii:20051210 unitは×の単位元(1)で、voidは+の単位元(0) 先日の議論 では、unit 型を引数に取るということは、本質的には引数が必要ないんだから arity が 0 じゃないか、と単純に言ってしまいました。でも、unit と void の比較から考えると、確か…
かなり前の話なのですが、d.y.d.さんにて名前推論というアイデアが。実際に Jikes をベースに Nikes という JavaVM 向けコンパイラを試作されているようです。興味深いのでメモ。アイデアを要約すると、一時変数にもいちいち名前をつけるのも面倒なので、ひ…
(この記事は2006/1/11に書かれたものです。移動してきた関係でコメントも投稿日時が正しくありません)超特急: 一時間でわかるML超入門 を読んでふと。 # let f () = ();; val f : unit -> unit = <fun> # let f (x:unit) = x;; val f : unit -> unit = <fun> # let f (</fun></fun>…
(この記事は2006/1/11に書かれたものです)ML の教育用の小さな実装である MinCaml のサイト を見つけたので、忘れないうちにメモ。Ocaml の充実したチュートリアルだけでも十分に価値のあるサイトです。さすが住井さん。採択された責任分はしっかり仕事をな…
(この記事は2006/1/12に書かれたものです)UltimaOnline のゲームデザインなどでその道では有名な Raph Koster 氏による書籍です。正月に届いたのをようやく読み終わりました。内容の話に入る前に、これだけは主張しておきます。この本は和訳がひどい!! 直…
(この記事は2006/01/11に書かれたものです)ゲーム木の探索問題 というゲーム木の探索に関する手法がよくまとまっているページを発見したのでメモ。実用的には、Iterative deepening と αβ pruning くらいが必要な知識、なのかと思いますが、どうなんでしょう…
(この記事は2005/04/05に書かれたものです)やっぱり、アメリカのほうが進んでいるのかなぁ、と思いつつメモ。いろいろな風土や経緯の違いがあってのことなのだとは思いますが。 The Sims の Edith エディタ ノースウェスタン大学の講義資料らしきもの に、Th…
はてなダイアリーを利用してみることにしました。ゲーム開発関連のことや、プログラミングの話題を中心に書いていこうかと思います。自分の備忘録としてのメモが主目的ですので、あまり第三者に分かりやすい記述にはならないとは思いますが、よろしくお願い…
EclipseFP - Functional programming support for EclipseMonadius のページで OCaml と Haskell 用の Eclipse Plug-in である EclipseFP の存在を知りました。早速入れてみたのはいいのですが……。EclipseFP の本体を入れた後に Eclipse FP の OCaml 用の Pl…
Haskell の使い勝手を理解するために横シューティングゲームを作ってみました、というページです。作ってみないとわからないことも多いので、大変に興味深い。