Video Games Live が東京に!

いささか旧聞というか、もう公演が今月下旬に迫っているのですが、以前、ちらっと紹介した Video Games Live が、ついに東京に来ます! 9/21, 22 に東京国際フォーラムにて開催です。

ゲーム音楽コンサートという点では PRESS START と似たようなものなのですが、全世界を行脚しているだけあって、よりエンタテインメントとして進化しているショウです。映像と音楽を同期させて楽しむというのは、普通のコンサートとはまたひと味違う面白さがありますので、ご興味がありましたらぜひ参加してみてください。

演目も、マリオ・ソニック・ゼルダ・FF・MGS・クロノ、と日本人好みな選曲となっています。HALO や WoW が含まれているのは、海外からのイベントならではという気もしますけれど。

詳しくは、Video Games Live 日本公演の公式サイトにて。まだS席のチケットは残っているようです。

あんたがた19煎終了

21日に始まったあんたがたの19煎が、夏休みが終わる前に、昨晩、無事に終了したようです。

今回は、参加者が自由に自分で問題を作って公開できる実験的なルールだったということもあり、最終的には、GM出題が30問、参加者出題が60問の計90問という膨大な物量となりました。

得られた知見は、やっぱりメリハリは大事、ということでしょうか。この夏休みで実に3回目ということ、ルールが少し複雑だったこと、そして解いても解いても無くならない物量だったことから、どんどん疲れた参加者が脱落していって過疎って来る様子が見て取れた気がします。

いつものルールなら、現地に行ける人を探したり、現地に探索に行っている間は休めており、また、問題が提出されたらそれ1問に集中すればよかったですので、盛り上がりと休みのメリハリがしっかりついていたんですよね。それが今回は刺激がずっと続いているような状況でしたので、飽和した人から脱落していった、という印象がありました。求められるだけ与え続けてはいけない、ということでしょう。

ただ、問題を作る側の体験を気軽にトライできる環境を作り、受け手から送り手への転換の誘導をした、という点では、とても意義のある挑戦だったと思います。また、最終問題も、GM対参加者というゲーム過程を、個別に意味のあるものにしつつ、多人数が同時参加できる良いデザインで、感服しました。

参加者の皆さまもGMの皆さまもおつかれさまでした。まとめWikiの中の人たちも、90問もまとめて、とてもおつかれさまだったと思います……。(軌道に乗るまではと、少しだけまとめるお手伝いをしていましたが、たいへんでした……)

あんたがた19煎 8/21 開始

一ヶ月ぶりに書き込む内容でもない気がしますが、あんたがたのナンバリング煎じが金曜日から始まるようです。

http://atgt19.es.land.to/vs19/

今回は、より参加者が能動的にアクションできるように、自分で問題を作ってガムテープを貼ることを推奨するルールとなっています。が、訓練されていない人がガムテープを貼ると、器物破損になったり、トラブルを起したりと、いろいろ問題が発生しないかと若干不安が……。夏休みですしね。

ちなみに、今週の頭に海煎山煎という小煎が終わったばかりだったりします。さすが夏休みです。これはこれで、セミを88匹捕まえよ、のようなミッションが出されたりと、工夫された煎じでした。

基本的に、参加者がより参加できる要素を増やそうという試行錯誤が多いようで、しかも余計な強制タスクといやがられるかと思いきや、意外と好評のようです。まぁ、不評な人は何も言わずに去ってしまっていることも多いので、分からないんですけれども。

あと、iPhone 買いました。お盆に買った人が知り合いにも何人かいるんですよね。iPhone の静かな浸透は続きます。ちなみに、番号はそのままですが、アドレスは @ 以下が softbank.ne.jp に変わりました。

追記

19煎始まりました。

問題受理状況などは公式ページにて。問題一覧や、現状などについてのまとめは、まとめ Wiki で。

あんたがた(参加者)問題が同時に4〜5問投下されて案の定カオスな感じに(笑)

ARG の定義について

(ネットに出ているところでは)日本で一番 ARG について情報が早い(かもしれない)キュイ板の ARG スレッドで、ARG の定義について議論されているのを発見したのでリンクを張っておきます

この議論内では、"TINAG" という単語がたびたび出てきていますが、英語版 Wikipedia の ARG の項目 から適当に翻訳してみると:

This Is Not A Game (TINAG)
ARG を他種のゲームと区別している点は、"ゲームじゃない(This Is Not A Game)" 思想である。これは、ゲームっぽい振る舞いをすることを禁止する。例えば、ARG 内で示される電話番号は実際に有効なものでなければならない。また、ゲーム世界の範囲 (playspace) やルール一覧をプレイヤーに公然と示してはならない。

しっかし、これは定義なんですかねー。もっと、プレイ体験の質にフォーカスを当てるべきかとは思うんですが、難しいところです。まぁ、定義なんて所詮他者がするものなので、やってる本人は関係なかったりするのが世の習いなわけですけれども。研究者が困るんですよね。

ちなみに、自分は、直感的にあんたがたはARGとは呼べないと感じているだけで、ARG の定義付けがしっかりしている上での判断ではないですので、議論中に意見として引用されてもまいっちんぐ。

個人的には、もう、AR (Augmented Reality) 技術や、位置ゲーなんかも含めてしまって、体験型ゲームって括ってしまってもいいんじゃないかって思ったりもしています。

サーティーナイン・クルーズ日本語訳 刊行開始

サーティーナイン・クルーズ 1 骨の迷宮

メディアファクトリーから海外小説「サーティーナイン・クルーズ」の日本語訳第一巻「骨の迷宮」が6月19日に発売されています。ジャンルは謎解きアドベンチャーブック。全米児童書ランキングで第一位で、スピルバーグ監督が映画化権を獲得したとかなんとか。(ちなみに、映画化権が獲得された≠映画化されるです)

「世界中に影響力を持つケイヒル一族の力の秘密は【39の手がかり(clue)】にあり。その39の手がかりを求め、主人公のエイミーとダンは世界中を飛び回る」というあらすじだけでも楽しそうなのですが、ARG カテゴリで記事にしているのは、この本のプロモーションに ARG 的な手法が使われているからです。

公式ページにて、賞金付きの第一回謎解きコンテストが開催されています。以下のニュース番組風動画の中に埋め込まれた4文字を並べ替えて意味のある言葉を作ればOK!

……ええっと、ちょっぴり露骨だったかもしれませんね(^^;

今回は本を持っていなくても参加できるものでしたが、なにやら Web 上には 怪しげな資料集 が構築され始めていますので、二回目以降は本の内容と絡めた謎解きが、本の中から飛び出して繰り広げられるのかもしれません。

第二巻「偽りの楽譜」は7/29発売予定。今後の動きも要チェックです。

情報サイト "ARG JAPAN" が開設

日本語の ARG 情報サイトとしては、ちょうど一年ほど前に argfan.com というサイトがあったのですが、いつの間にか潰れてしまっていました。そんな中、新たな ARG 情報サイト "ARG JAPAN" が開設されました。

早速、現時点での日本の ARG 情報が網羅されています。要チェックですね。

あんたがた【鏡界煎】開催中

上の記事を書いていた流れでふらっと見てみたら、ちょうど数時間前から、【鏡界煎】という名の小煎(ナンバリングではない規模のあんたがた)が開始されていたことを知りました。(煎の語源は、オリジナルあんたがたの次に開催された、二番煎じ、三番煎じ……という流れから)

あんたがたにかんしては、以前書いたエントリをご参照ください。

【鏡界煎】の出題状況や、現在のスレッドへのリンクは、FrontPage - あんたがたWiki からたどるのが吉です。キュイ板(あんたがた専用板@したらば)の避難所スレッドを見たほうが最新の状況が把握しやすかったりもするんですが(^^;

(追記)まさかの2問で終了w 最短記録更新か。
(追追記)不完全燃焼の人たちのために、別の有志の手で急遽土曜日から【夏開き煎】が始まりました。さすがのパワフルさ。