すっきりした時間の単位
マイクロ秒やらミリ秒やらといった単位を日常的によく扱っている知人が計算が合わないとしきりに悩んでいました。彼に事情を聞くと、2分かかると言われたものが120秒で済んでしまっているというのです。彼の脳内変換器では、120秒=1.2分。
……という話を聞いて、秒から分、分から時間、時間から日への桁上がりの法則が ad hoc な印象を受ける現在の時間単位はおかしいのではないかという事実に気づいたのでした。1年が365日なのは地球が太陽の周りをそう回っているからですし、1日の長さも地球の自転周期から来るもので根拠がありますが、それより下の単位は歴史的経緯としかいいようのないものです。負の遺産と呼んでも過言ではないでしょう! まさに目からうろこ(違)
以上の話を踏まえて、これからは以下のように呼びましょう。
- 旧1時間→41.7ミリ日
- 旧1分→0.69ミリ日
- 旧1秒→11.6マイクロ日
実際問題、日常生活で使うのは0.1秒単位くらいまででしょうから、1マイクロ日というのは意外と使い勝手のいい単位かもしれないですよ。
ちなみに、カップラーメンは2ミリ日くらいで出来上がります。