WISS2006
代休消化のために温泉旅行がてら WISS に遊びに来ました。今年は岩手で2泊3日でした。実は初参加なのですが、見知った顔が多いのは世界の狭さなのでしょうか……。
想像通りの楽しいワークショップで、いい刺激を受けました。連日夜が遅かったので少し眠いです……。なお、つなぎ温泉に泊まったのですが、単純泉で物足りなかったものの、広くて綺麗なお風呂で良かったです。唯一の心残りは、2日目の朝に雪が降っている間に露天に入れなかったこと。無念。
今年の WISS でアピールがあったおもしろサービス
- [http
- //podcastle.jp/:title]:ポッドキャストの音声をフルテキスト化しての検索エンジン。ユーザがさくさくと認識間違いを訂正できるのがウリ。訂正内容は他の利用者が活用する以外に、インクリメンタル学習の教師データとしても使用される。利用者が増えれば増えるほど、音声認識の精度が上がるという、Web2.0的な面白いアプローチ。
- [http
- //mashstar.com:title]:ネタ系。準備が0秒で発表用スライドができあがる Web サービス。
小耳に挟んだ技術・キーワード
- HMM と CRF
- 音声認識などの世界では、最近 CRF という手法が流行っているそうです。と、単語だけ小耳に挟んできました。
- ネット上にあったチュートリアルの資料: http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5893/publication/NLP2006.pdf
- 顔認識
- ちょっと前までは、顔認識は肌色領域を抽出して……とやっていたかと思いますが、最近になってパターン認識でかなりの高精度が出る手法が席巻しているそうです。ライティングなども気にせずにばしばし顔認識(顔検出?)できるのだとか。
- 手法の名前を忘れてしまったのですが、http://www.face-rec.org/algorithms/ ここら辺を読めば分かるかも。
- ATR が accFace というツールキットを販売しているそうです。ソース付きで 207900円也。
- オプティカルフロー
- 携帯電話のカメラでオプティカルフローを取って端末の移動を取るという話は最近多いのですが、携帯電話でも15fpsくらいは出るのだとか。解像度は分かりませんが。
- 自走ネタ
- LCD ディスプレイを水平に倒し、微妙にグラデーションしたマーカーを表示します。その上に安い光学センサをいくつか配置した二輪ユニットを起きます。二輪ユニットは、マーカーがずれた事を検知して追従するようになっており、マーカーを動かすと二輪ユニットも付いていきます。という稲見先生のところのデモが対話発表賞を受賞していました。無線も何も使っていないので、ユニットが安く作れるのが魅力。
- 1オクターブ分の鍵盤ユニットがいくつもあり、パフォーマンス中にもつなぎかえられるという発表がありましたが、あれも自走させるといいかもしれません。
- 会議室のパーティーションが自走するのもかっこいいかも。事故が心配ですが。
- 自走という要素も男のロマンであることを自覚できたのが大きな成果でした。